自宅で愛犬をシャンプーしたい!上手に洗うコツや注意点は?

自宅で愛犬をシャンプーしたい!上手に洗うコツや注意点は?

お散歩やドッグランは、飼い主にとってもわんちゃんとコミュニケーションをとるための大切な時間です。体を思い切り動かす愛犬の姿は、愛らしく、飼い主のみなさんもきっと癒されるひとときでしょう。しかし、外で遊んだあとの犬は、体が汚れてしまうことも。愛犬の皮膚トラブルを避けるためにも、定期的にシャンプーを行ってあげることが大切です。シャンプーの時間も、わんちゃんとコミュニケーションをとるための大事なひととき。今回は、犬をシャンプーする際の、コツや注意点をご紹介します。

シャンプーするためにそろえるもの

犬のシャンプーを自宅で行う場合、事前に準備しておきたいものがいくつかあります。

まずはシャンプーやリンス剤です。犬のシャンプー・リンス剤は、ペットショップやホームセンター、オンラインショップなどで購入できます。長毛種用・短毛種用、毛並みやボリュームを改善する美容用、敏感肌用など種類もさまざま。愛犬に合ったシャンプーを用意してください。また、殺菌やノミダニの駆除・予防が期待できる薬用シャンプーも。こちらは皮膚トラブルに合わせて獣医師と相談しながら揃えるようにしましょう。

このほか、タオルを数枚、ドライヤー、スリッカーといったブラシ、湯船がわりになるオケなどです。

シャンプーの方法

1)ブラッシングで毛並みを整える
シャンプーの前に、全身ブラッシングを行います。ブラッシングを行うことで、表面についたホコリや皮脂などを浮かせる効果が期待できます。毛玉がある場合は指でほぐしましょう。ブラッシングを行い、シャンプーをすると泡立ちも良くなります。

2)体を濡らす
37〜38度ほどの湯で、犬の体を濡らしていきます。被毛の表面だけでなく、皮膚までしっかり濡らしましょう。シャワーヘッドを犬の体に密着させるようにすると、シャワーの音や感覚がわかりにくく、わんちゃんがびっくりしません。

3)体を洗う
まずは背中から、そして手・足・お尻と上から下へ向かって洗っていきます。しっかり地肌を洗う必要がありますが、ゴシゴシと洗いすぎると皮膚を傷つけてしまうので注意を。シャンプーを2回に分けて行い、2回目でより念入りに汚れを落とすのがおすすめです。

シャンプーが終わったら、リンス剤を体全体に行き渡らせ、その後、しっかりと洗い流してください。

4)体を乾かす
まずは愛犬にブルブルと体を震ってもらい、水気を取ってもらいましょう。その後、タオルでしっかり水気をとります。タオルドライのあとは、ドライヤーの出番です。火傷しないよう、低温に設定し、水分を吹き飛ばしていきます。

シャンプーをする際の注意点は?

まず、シャンプーは必ず犬用を使用してください。人用のシャンプーを使うと、皮膚トラブルの原因になります。またシャンプーは月1〜2回程度が目安。多すぎると皮膚の脂分が失われすぎてしまいます。シャンプー後は、必ずしっかり乾かしてあげてください。濡れたままでは、蒸れて皮膚炎などの原因となります。

犬のなかには、水に濡れたり、ドライヤーの音だったりが苦手という子もいます。そんなときは、焦らずにまずは濡れたスポンジで顔を拭いてあげたり、ドライヤーを弱風で慣らしていったりしてあげましょう。

また、皮膚トラブルがあるわんちゃんの場合、市販のシャンプーでは思うような改善が見られないことも。まずは獣医師に相談し、適切な治療を行うとともに、愛犬にあったシャンプー剤を選ぶようにしましょう。

熊本市の動物病院|どうそペットクリニック

■住所
〒861-8039 熊本県熊本市東区長嶺南4丁目10-1
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