ペットの手術について(費用編)

ペットの病気や手術にかかる医療費について

ペット飼う事は、私たち家族の一員となり、またたくさんの癒しを与えてくれます。
ただ、人間と同様に年齢を重ねると病気やケガなどいつまでも健康である保証はありません。ずっと健康であれば非常に嬉しいことですが、「いつもより元気がない気がする」「ご飯を食べないな・・・」「最近足を引きづってるような・・・」など日常の中で普段と違う様子を見る事があります。
それは、ペットからのサインで、症状によっては、病気やケガなどが考えられます。
まずは、かかりつけの動物病院に相談してください。

ペットが病気やケガなどをした場合に、どれぐらいの費用がかかるのでしょうか?

どれぐらいの治療費がかかるのか、実際にかかる医療費と平均額などについてしっかりと把握しておくことが求められます。
一般家庭において、1ヶ月にどれくらいの費用を動物病院にかけているのかというと、平均で約7000円ほどと言われております。年齢別に見ると12歳までは6500円程で、13歳以上の高齢になると8000円近くにのぼります。
13歳以上の高齢になると病気にかかりやすくなる為、平均の医療費も上がっていくことがほとんどです。
20%ほどは1万円未満というケースもありますが、なかには10万円以上も1割以上あり、30万円から40万円ほどかかったと言う例もみられます。ペットの医療費が高額になる理由は、人間のような公的な医療保険がないことが一番の理由です。人間の場合には健康保険証を提示することにより、病院で3割の負担のみで治療を受けることが可能ですが、
ペットの場合には公的医療保険がないため、全てを飼い主が負担しなければなりません。

また病気やケガにかかる医療費は統一されておらず、それぞれの動物病院で費用も大きく異なります。

このようにペットの病気や怪我にかかる医療費は高額になることが予想されます。
そこで、高額な治療費に備えるためにも、ペット保険の加入を検討することが一番と言えます。
ペット保険に加入することにより、猫や犬などのペットが万が一病気をしたり怪我をした時に病院に行っても、治療を受けてかかった費用を限度額や一定割合の範囲内で補償してもらうことができます。
例えば、補償割合70%のペット保険に加入していた場合、対象となる治療費の70%の補償を受けられるため、人間が病院に行った時と同じように3割の負担で済ませることができます。
補償割合は保険により異なり50%や70%が多く、中には100%を補償する保険も存在します。
しかし補償割合が高いということは、その分保険料も高くなってしまうことを忘れてはなりません。

保険について

補償内容や保険料などバランスをよく考えた上で、加入を検討する必要があります。
ペット保険はいわゆる掛け捨てにあたるため、中には病気や怪我をしなければもったいないと考える人もいるかもしれません。
また、保険を使わなかった時のことを考えて貯金をしておこうと思う人も多いかもしれませんが、高額な治療費がすぐさま発生したときに、その負担に耐えられるかどうかを考えましょう。
ペットがいつ病気になるのかは分からないので、現時点で突然の出費に耐えられるのかどうかで検討する必要があります。

その他のコラム

愛犬に去勢・避妊手術はするべきか?メリットとデメリットを詳しく解説

ペットの犬に去勢・避妊手術を行うかどうかは、飼い主さんにとって大きな決断のひとつです。 手術を受けることによるメリットとデメリットを理解し、愛犬にとって最善の選択をすることが大切です。 この記事では、去勢・避妊手術のメリットとデメリットについて詳しく解説していきます。   去勢・避妊手術とは? まず初めに犬の去勢・避妊手術とは何か説明します。 避妊手術は、メスの子宮と卵巣を外科的に摘出する手術であり、...

ワクチン接種は怖いもの!飼い主さんができることは?

私たちと同じように、ワンちゃんも予防接種は怖い・痛いと感じるものです。予防接種が原因で動物病院がトラウマとなってしまい、健康診断や他の理由で病院に行くことも嫌がってしまっては、ワンちゃんの健康を守ることはできませんよね。 今回は、少しでも楽にワクチン接種を受けてもらうためにできることについてのお話です。 ワンちゃんが予防接種を嫌がる理由 まずは、ワンちゃんがどうして予防接種を嫌がるのか、その理由を知っておきま...

飼い主さんが知っておきたい「全身麻酔」のリスクについて

全身麻酔は、ペットの手術や診療時に一般的に使用される方法ですが、飼い主さんにとっては心配事のひとつです。本記事では、全身麻酔のリスクを軽減する方法について解説します。これらの情報を理解し、適切な対応を行うことで、ペットの安全を確保しましょう。   全身麻酔とは ペットの全身麻酔とは、手術や診療時にペットの意識を一時的に喪失させ、身体全体の感覚や痛みを鈍らせるために使用される麻酔方法です。全身麻酔は、...

ネコちゃんの慢性腎臓病に要注意!

シニア期のネコちゃんの代表的な病気として、多くあがる「慢性腎臓病」は、15歳以上の70〜80%がかかると言われています。 慢性腎臓病は初期症状等がないことから、腎臓機能の60〜70%に障害が起こるまで発覚することがありません。さらに、原因はわかっておらず、完治の見込みがないことから症状を遅らせながらQOLを向上させることが重要となる病気です。 今回は、ネコちゃんの慢性腎臓病に関して解説します。 慢性腎臓病の原...

定期健診に引っかかったら放置は危険!

とある調査によると、数年前と比較すると健康診断を受けさせる飼い主さんが増えています。近年、シニアと言われる年齢のペットは健康診断で病気が見つかるケースが増えており、ワンちゃんは44%、ネコちゃんは47%とほぼ50%に近い数値となっており、平均寿命が14〜15歳と言われている中で、間違いなく健康診断は受けるべきものです。 人間と同じように、ペットも健康診断に引っかかることがあります。今回は、健康診断で引っかかった時に出てく...

096-285-5755WEB予約