愛犬の行動の変化は老化が原因かも、、、愛犬が見せる老化のサインについて

愛犬の行動の変化は、時に老化が原因であることがあります。
しかし、老化は自然なことであり、適切なケアと注意によって、愛犬がより快適な生活を送ることができます。
本記事では、愛犬が見せる老化のサインについて詳しく解説していきます。

 

愛犬が見せる行動の変化

エネルギーの低下

愛犬の活力や運動量が減少し、散歩の距離や速度が短く・遅くなったり、遊びに対する興味が失われることがあります。
無理に長い距離散歩をさせたりするのではなく、 愛犬の様子を確認しながらお散歩の時間や距離を決めましょう。

視力・聴力の低下

愛犬の視力や聴力が低下し、物にぶつかることが増えたり、飼い主の呼びかけに反応しなくなったりします。

認知機能の低下

愛犬の認知機能が低下し、徘徊行動やオリエンテーションの喪失、トイレの場所を忘れるなどの症状が現れることがあります。

関節痛や筋力の低下

愛犬の関節痛や筋力が低下し、立ち上がるのに苦労する、階段の昇降が困難になるなどの症状が見られることがあります。
できるだけ段差を通らせないようにするなど愛犬が過ごしやすい環境を整えてあげましょう。

体重の変化

愛犬の代謝が低下し、体重の増減が起こることがあります。適切な食事と運動によって、体重の管理をすることが重要です。

歯の問題

歯周病や歯の欠損が加齢に伴って発生することがあります。食べ物を噛むのに苦労する、口臭がひどくなるなどの症状が現れることがあります。

皮膚・被毛の変化

愛犬の皮膚のたるみや被毛の変化(薄くなる、抜け毛が増える)が加齢に伴って発生することがあります。
皮膚の乾燥やかゆみ、湿疹なども増えることがあります。適切な皮膚ケアやシャンプーが重要です。

 

老化のサインに気づいた時の対処法

獣医師に相談する

愛犬に老化のサインが見られた場合獣医師に相談しましょう。愛犬の状態をみてもらい必要に応じて検査や治療を受ける必要があります。
獣医師は適切なケアサポート提案してくれるため、飼い主さんが一人で抱え込むのではなく早めに相談しましょう。

適切なケアやサポートをする

愛犬の状態に合わせて、適切なケアやサポートを提供しましょう。
例えば、関節痛の緩和のために柔らかいベッドを用意したり、視力が低下している場合は家の中の環境を整えるなどです。
愛犬の老化の状態に合わせて過ごしやすい環境を整えてあげましょう。

食事や運動の調整

加齢に伴い、愛犬の食事や運動量を調整することが大切です。シニア犬用の食事に切り替えたり、適度な運動を心がけましょう。
年を取ってきたから運動を控えるのではなく、無理のない範囲で筋力維持や関節の可動域向上に役立つ運動を行うことが重要です。

愛情と安心感を与える

老化しても愛犬が安心できる環境を作ることが大切です。優しい声掛けやスキンシップを大切にし、愛犬に愛情と安心感を与えましょう。

定期的な健康診断

状態の変化に素早く対応するために、定期的な健康診断を受けることが重要です。獣医師と相談し、適切な検査や予防策を実施しましょう。

 

老化を遅らせるための予防策

定期的な健康診断を受けることは、愛犬の健康状態を把握し、早期発見・早期治療を可能にする重要な予防策です。
これにより、病気や問題が悪化する前に適切な対処ができ、愛犬の健康を維持することができます。
また、適切な食事と運動は愛犬の老化を遅らせる上で不可欠です。バランスの取れた食事を与えることで、過剰なカロリーや栄養素の摂取を避け、健康をしていきましょう。
さらに、適度な運動を行うことで筋力の維持や心肺機能の向上に努めることができ、愛犬が元気で活発な生活を送ることができるでしょう。

 

愛犬の老化と向き合う

老化は全ての生き物に訪れる自然なプロセスです。いつまでも可愛く子供のような存在の愛犬がどうかしているという事実を受け入れ難い飼い主さんもいらっしゃるかもしれません。
しっかりと愛犬の老化について理解し受け入れることが大切です。愛犬がいつまでも健康で長生きできるようにしっかりと老化と向き合っていきましょう。

 

熊本市東区のどうそペットクリニック

熊本市東区のどうそペットクリニックでは、すでに動物と楽しいペットライフを送られている方だけでなく、これから動物と暮らし始めるという方からのご相談も承ります。
「どの犬種・猫種がいいのか?」「動物と暮らすうえで何に注意するべきか?」「暮らし始める前にどんな準備が必要なのか?」といったようなことを、動物の専門家としてアドバイスさせていただきますので、お気軽にご連絡ください。
また動物や種類によってかかりやすい病気というものがあり、もちろん、暮らし始める前から病気になることをイメージするのは難しいと思いますが、事前に知っておくことで将来の病気予防に繋がりますので、必要に応じてそうしたこともアドバイスさせていただきます。

どうそペットクリニック

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〒861-8039 熊本県熊本市東区長嶺南4丁目10-1
■TEL
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